53. Oさんのデッサン
1枚の絵を紹介します。3月に描かれたものです。
中学2年から絵画の基礎レッスンをひたむきに続けてきた高校3年生、塾生の Oさん。
このデッサンはOさんが私の教室で最後に描いた1枚です。
大変つらい時期もありましたが、折れてもヘコンでも這い上がってきて 目標に立ち向って行く姿は 私にいくつかの根源的作画姿勢を思い出させてくれた事が懐かしくさえある5年間でした。
すでに志望芸大合格を果たしていた本人は、来年芸大受験に挑戦する1つ下の後輩2人の参考にと 最後の1枚に敢て石膏デッサンを選択したようです。
Oさん自身の5年間のケジメでもあったのでしょう。
皆さんはこのデッサンから何を感じるでしょうか。
13才の目から絵画の精進を通して得た18才の眼差し。
私にはこの1枚の絵に、人の成長の確かな痕跡が観えます。
Oさんは明日から晴れて画学生になります。
この季節は別れの季節ですが、出発の時でもあります。 いざ さらば 再見
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