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54.第8回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞展/大賞ー渡辺秀樹

絵の世界の自由な楽しみ方を教えて下さった山田貞實先生は 2000年のクリスマス・イヴに他界された 年が明けた1月に木版画大賞展で準大賞を頂いた報告にいきその事を知った その時 私は私の源風景のイメージであるこの絵の身振りを作品として完成させようと思った 追悼作として無心の集中力と持てる版画技術のすべてを込めて描刻し刷り込んだ 版画の50号は大作 10数枚摺ったが イメージに近いものは2枚しかとれず 失敗摺りを破り捨てた 水張り 額装 出品梱包を終えた時 疲れ果ててしゃがみ込んだ 公募締切りは明日だった 梱包した作品を持って渾身の力で立ち上り ヨタヨタしながら車に積み込み ヤマト運輸まで運んだ 運良く19時ぎりぎりの便に間に合った 腰が抜けて暫く動けなかった 抜け殻のような自分がいた その時これが大賞作品になるとは想像もしていなかった 今にしてみれば 天国の貞實先生が CFSでポンコツな身体の私にココロの力を添えて下さったのだろうと思える 天国とは生きている私のココロの中に在るものと知った  ありがたく 合掌  
32021
大賞作品 / 浮世グラフ02-1

第8回木版画大賞リンク
http://www.city.kanuma.tochigi.jp/Kyouiku_a/Kawakami/kobo/mokuhanga/dai8/dai8.htm

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